和漢三才図会(17)

江戸中期、大坂の医師寺島良安が中国・明の王圻(おうき)の『三才図会』にならって編んだ、わが国初の図入り百科事典の口語訳。
天文、地理から動植物、人事まで、類書を博引傍証して解説する。
第17巻は、巻九十四の末から巻九十九まで、草類つづき。
「何をもって憂を解かん、ただ杜康(酒)あるのみ」。
中国の造酒史上もっとも詳細に醸造法を記した『北山酒経』と、酒に関する名物と故事を集めた『酒譜』。
ともに宋代の酒書で、整ったテキストとしては中国最古のもの。
菊を採る東籬の下、悠然として南山を見る。
自然を愛しながらも堅忍不抜の志を秘め、混迷の時代に向きあって誠実に生きた稀有な詩人の全詩作品の注釈と鑑賞。
稀覯書の復刊。
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに、各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。
アラビア語原典からの完訳版。
第17巻は、第863夜から第930夜、「ヌール・アッディーンと帯編娘マルヤムの物語」「カイロの領主シュジャーウ・アッディーン・ムハンマドと褐色男の物語」「バグダードの金持ちと奴隷娘の物語」「インドの王ジュライアードと大臣シャンマースの物語」。
江戸後期の日本を代表する本草家、小野蘭山の主著。
明の李時珍の『本草綱目』をもとに動植鉱物の種を論じた本書は、医薬・園芸・食料・伝説・文化交流など、人類の豊かないとなみの知恵も教えてくれる。
第1巻は、巻一から巻十二。
木村陽二郎の解説を付す。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60003027