お〜い!竜馬(10)

高杉との約束で勝海舟を斬りに行った竜馬だったが、勝の海軍強大論や開国論を聞いて感動し、その場で勝に弟子入りを請うた。
竜馬は、幕府役人の弟子になったが倒幕の意志は変わらなかった。
一方、左幕派の土佐と倒幕派の長州が仲直りの意を含んで藩主の息子、娘が婚礼を上げたが、それぞれの火花がおさまることはなかった。
勝らは攘夷をしようとする京の帝を説得するために、まず公郷を説得すべく、姉小路公知を、幕府の黒船に乗せ、その威力を示した。
これにより攘夷の熱が冷めた姉小路だったが、武市ら倒幕派により暗殺されてしまう。
京では幕府側の浪士団、新撰組が勤王党を刺殺していた。
一方、竜馬は借金取りに狙われた姉妹を救った。
彼女たちの父は勤王の医者で、牢内で死んでしまい、今は自分たちの生活もままならないとの事だった。
竜馬は、彼女達の生活を面倒見ると約束した。
勝の所に戻った竜馬は、神戸海軍塾の金策のために即、福井の松平春嶽の屋敷まで馬を走らせ春嶽を説得、五千両を福井から引き出した。
京に戻り、姉妹の姉、お竜の事を寺田屋に頼みに行くと、そこに陸奥陽之助という男が竜馬を待っていた。
幕府に戦いを挑んだ土佐郷士達を気にかけつつ、竜馬は神戸海軍塾の設立に励んでいた。
この郷士達の戦死と武市の投獄が竜馬の耳に届くと、勝は気を利かし、竜馬を京に使いに出した。
竜馬は京で、以蔵探しをするが消息はつかめず断念。
大坂で勝と竜馬は江戸から着いた軍艦に乗り、勝は竜馬に14代将軍家茂と会わせた。
将軍は、子供のようにはしゃぐ竜馬をとても気に入るのだった。
その頃土佐では、武市や他の勤王党の郷士が牢生活をし、特に武智以外の郷士に対する拷問は悲惨であった。
神戸海軍塾に長州の桂が訪ねてきた。
過激になりすぎた長州の志士達に海軍塾を見せなだめるつもりなのだ。
しかし長州志士らは天皇奪回計画を遂行する意志を変えず、桂を残し京へ向かった。
この計画を止めるため、桂と竜馬も京へ急いだ。
志士の集合場所と思われる2カ所、四国屋に竜馬、池田屋に桂が行くと、四国屋には土佐郷士、中岡慎太郎のみ現れ、真の集合場所は池田屋であった。
海軍塾が閉鎖して、竜馬達は勝の手回しで薩摩藩に保護された。
そこで逃亡中の以蔵は竜馬に会えた途端、土佐藩に捕まり入獄してしまった。
以蔵が真実を吐いてしまう事を恐れた武市達は、以蔵への差し入れに毒を盛るが失敗。
それでも竜馬の助けが来る事を信じて口を割らない以蔵であったが、竜馬が薩摩藩に保護され投獄されることがないと分かると以蔵は全てを話してしまった。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60020394